猫猫寺のウェブサイトをご覧いただきありがとうございます。
私たちは、2011年の東日本大震災をきっかけに家族会議をして「人生何があるかわからない、悔いを残すことがないよう、自分たちが本当にやりたい事をやっていこう!」と決意し、猫猫寺は誕生いたしました。
2011年に猫のフェルトアート作品や犬猫雑貨を扱うお店「Littlefootmark REN」を開店し、息子の雅乃も大好きな猫の絵だけを描き続け、猫作家を目指すこととなりました。お金はありませんでしたが、3.11以来一日一日がもったいないと感じ、楽しいことだけを即行動する、その一念でした。
私の本職は全国の仏画・天井画・襖絵・仏像など、神社仏閣に関わる彩色を手掛ける彩色師です。自身のその技術を生かして、家族が大好きな猫をテーマにした、ギャラリーを兼ね備えた「お寺」をつくりたいと考えるようになりました。そして資金をクラウドファンディングで募り、築100年以上の古民家を改装して、2016年についに「猫猫寺」をオープンしました。
猫猫寺が多くの方に支えられ、皆さまに楽しんでいただける場所となったのは、私たち自身が最高にワクワクすることを毎日大切にしているからこそ、そのワクワクが喜びや感動として伝わったのではないかと考えております。猫は自由に生きていますが愛されています。人間だって猫のようにもっと自由で毎日が楽しい生き方ができるはずです。
そしてこの度、これまで制作してきた200点以上におよぶ作品を展示するべく「本格的な猫の美術館をつくる!」という新たな夢が生まれました。多くの方々からあたたかいご支援を賜り、2025年「猫猫寺 猫族歴史博物館」「猫猫寺別院」のオープンを目指しています。
私たち家族から始まった小さな輪が地域へと広がり、そして世界へ広げたい。私たちの夢への道はまだまだ始まったばかりです。
猫猫寺管長
加悦 徹