猫仏展
ニャカムニ世尊は悟りを開いてから入滅されるまでの間、多くの猫弟子や迷える猫民が本当の幸せに至るように「真猫(マニャカ)」を伝えられた。
それではマニャカとは何か?
真猫(マニャカ)=(マ)真中に(ニャ)ニャーの光(カ)輝く。ニルバーニャのこと。
ニャカムニ世尊はニャンビニという小さな国に生まれ、その国の王様として育てられた。
ある時、生老病死という移ろい行く無常の囚われ、苦しみから解放できないか?と出家した。
当時の宗教や哲学、あらゆる教えに答えを求め、また苦行(六年煮干しの行)も課した。
そして、ついに悟りを開いたのである。
ニャカムニ世尊は悟った眼で三世十方(過去・現在・未来、全ての時空間)を見渡し、全ての猫民を観察された。そして、このように思われた。
「全ての猫民が囚われている… それゆえ暗闇の中、苦しみの連鎖でもがいている」
暗闇の中で猫民は光を求めているが、それはひと時の安らぎ(仮の光り)を求めているにすぎず、その安らぎが無くなれば、また別の安らぎを求め貪り苦悩する…
猫民は苦しみの世界でさまよっている…早く、この悟りを届けなければ!!と、悟りを開いてから入滅されるまでの間、迷える猫民に「光を貪るのでは無く、自らニャーの光を灯すのだ!!」と教え諭された。
そして、入滅される前にマタタビの木の下で横になり、猫弟子、猫民、動物たちが見守る中、最後の説法をされた。
「猫弟子、猫民、全てのものたちよ、もろもろのことがらは過ぎ去り変化する。真中にニャーの光を自ら灯し、その光を大きくするように、怠ることなく努めなさい」
これが「ニャカムニ世尊、最後の言葉と伝えられている。
開催期間
2024年5月1日〜2024年10月31日